2012年04月28日

立木を伐採する方法 最終回 バッサリは危ない

富士山薪ストーブクラブでは2012年4月22日に立木の伐採を実施しました。
その折り、立木伐採の講習を行いました。

 参照) 大好評! 第二回立木伐採イベント開催しました

その内容から難しくて危険な”立木を伐採する方法”を
シリーズで連載して来ました。今回の5回目が最終回です。



※参照)
 これまで連載して来た内容は下記の通りです。
 是非、ご参考にして頂きたいです。

    1.切り始める前の安全確認
    2.これはやってはいけない!
    3.狙った方向に倒す
    4.格好良い!恵みへの感謝を示そう
    



●今回、最終回は木を倒すポイントについて記します。

第一のポイントは狙った方向に木を倒すという事ですね。
その為には3つの切り口を木に入れます。

 参照) 狙った方向に倒す


さて、今回は重要なポイント2つの内、もう1つについて記します。
ずばり、そのポイントを端的に言うと

木が時間をかけて倒れる様に切れ目を入れて倒す

といった表現になります。


下は、根本に切れ目を入れて、テコの原理で倒そうとしている所です。

この位の太さの木なら胸の辺りで斜めにバッサリ切ってしまいたくなりますね。
しかし、この位の太さの木でも事故になる場合があるそうです。
チェンソーを入れている最中に裂けて、跳ねるなんていうことも ・・・
立木を伐採する方法 最終回 バッサリは危ない



だから、立木はバッサリと切るのは危ない。
メリ、メリ、メリッ、ドッサン! といった様に、倒れるまで時間がかかる倒し方をしたいです。
それは、逃げる時間を稼ぐ為です。

上の写真の木は道路が下にあったので、敢えて回りの木にひっかかる様にして倒しました。
斜面を転がって、人や車にぶつからない様にしたかったからです。

また、倒れた後も、急に木が動いたりしない様にバッサリと切ったりしません。
下の写真では幹の下に切れ目を入れて、幹の自重で折れる様にしています。
立木を伐採する方法 最終回 バッサリは危ない



木の上と下のどちらに切れ目を入れたら良いのか考える習慣
をつけると良いですね。

下の写真では細い枝を落とす時でも、切り抜いてしまわず、
木が自重で折れる様にチェンソーを使っています。

立木を伐採する方法 最終回 バッサリは危ない



この様に心掛ければ、チェンソーが木に挟まってしまう ・・・
下の様な事態にはなりにくくなります。
立木を伐採する方法 最終回 バッサリは危ない




・・・

\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/



富士山薪ストーブクラブ会員のみなさんの情報の共有化になればと思い、
5回に渡って「立木を伐採する方法」を連載しました。 □_ヾ(・_・ )

また立木伐採イベントを企画しますので、
ご参加されるクラブ会員のみなさんは是非、参考にして頂きたいです。



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Posted by 薪ストーブクラブ at 12:11│Comments(0)イベント
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