立木を伐採する方法 狙った方向に倒す

薪ストーブクラブ

2012年04月26日 12:11

富士山薪ストーブクラブでは2012年4月22日に立木の伐採を実施しました。
その折り、立木伐採の講習を行いました。

 参照) 大好評! 第二回立木伐採イベント開催しました

その内容から難しくて危険な”立木を伐採する方法”を
シリーズで更新して行きます。


●シリーズで更新しています、”立木を伐採する方法”、いよいよ今回は
チェンソーでの切り方について記します。

基本、3つの切り口を入れて木を倒します。
ポイントは2つあります。

今回はその内、一つの
狙った方向に倒す”方法について記します。

その為に、まずは受け口という切り口を入れます。
下の写真、幹の左側に入れた三角形の切り込みです。

倒したい方向に切り口を入れます。
幹の1/3までの深さに入れれば、直ぐには倒れません。





そして受け口より幹の中央に
チェンソーの先端を押しこんで突っ込みを入れます。
この時にしっかり押さえこみ体重を入れて押し込まないと
チェンソーが飛び跳ねる場合がありますので注意して下さい。


この2つの切り口により、受け口の反対側のみの筋で木は立っています。
その反対側におい口をチェンソーで入れると木は倒れます。





ロープを張っていると倒れる方向をコントロールしやすいです。
しかし、絶対にロープを張っている方向に倒れるとは限りません。
受け口の切り込みの入れ方がポイントになります。



実際に
下の写真の様に道路脇の木々を切って欲しいという要望はかなりある様です。
それは台風で倒れて道をふさいでしまう場合があるからです。

そうなった場合、
木が生えている土地の地主は速やかに倒木を撤去する様、求められます。
昨年は日本列島、大変な被害でしたね。今年も台風の季節が近づきつつあります。

だから、前もって倒れそうな木は切っておきたい所です。
その時、狙った方向に倒す技術は大変重要です。





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