ニッポンのエネルギーに薪を ＮＨＫスペシャル

昨日（2012年7月14日）のＮＨＫスペシャル　激論！　ニッポンのエネルギー　興味深くみました。

私たちの原子力へのエネルギー依存をどうするか？
政府主催の国民の意見を聴取する会合が昨日開かれたとの事です。

　参照）　原発比率巡り初の意見聴取会

東京では大飯原発再稼働反対デモが起こる一方、
地元の民意は逆である様です。

原発立地地元とそれ以外の地域という対比をしがちですが、必ずしもそうではない気がしています。
原発を止めた事により、既に収入が少なくなった人と
経済的影響を未だ受けていない人という構図も考えられます。

いずれにしろどちらの考えがどれだけ多いのか知りたい所です。
静岡県では浜岡原発再稼働のを静岡県民の民意で決めようという動きもあります。

でも、このままでは私たち静岡県民は良い判断が出来ないのではないかと気がかりです。
最近出来た政党の名前を使って表現すれば、
私たち（国民）の今の生活が一番大事だ　という視点で考えてしまいがちだからです。

ニッポンという国レベルのエネルギー問題が私たち国民一人一人に問われていますね。



薪ストーブ愛好家は計らずしも
先駆けてエネルギー対策に取り組んでいる事になっています。
木を切り、薪を乾かし、エネルギーを作っているからです。
これは大変な労力です。

しかし、日本のエネルギーの事を考えて行っている訳ではありません。
単に好きだから汗水流して薪の確保をしているのです。

富士山薪ストーブクラブは、
それだからこそ私たちの活動で日本のエネルギー問題に貢献する様にしたい　・・・　つまり、

薪というエネルギーがもっと手軽に作れないか

と考え、取り組んでおります。

薪にする木を探せば探す程、木は無駄に捨てられているのを目の当たりにします。
番組の中で、エネルギーはコストと考えずに成長産業として取り組むべきだという意見がありました。
また、日本が自前でエネルギーを持つ事は
世界で自らの意見を忌憚なく述べていくのに必要だという話も出ました。

和歌山県には山村だからこそ
地方自治体上げて薪をエネルギーにする取り組みを展開している所があるそうです。

参照）　山村バイオマスの取り組み　和歌山　北山村

それなのに
私たち薪ストーブ愛好家は依然として薪の取得もままならないし、
また、一方日本の薪事情にマッチした薪ストーブが普及していません。


嗜好品、趣味、マニアックという領域から新時代のエネルギーになる為に
これからも私たち富士山薪ストーブクラブは様々な提案をしていきたいと考えております。